「研究の参考にしているサイト集」http://dlvr.it/36MvtJ
というエントリーを発見しました。こういう、省エネな情報提供が一番役に立ちます。ありがとうございます。
で、僕自身はどういうサイトを参照利用しているか整理し、ブックマークの整理に役立てたいと思いました。
まず、英語。
- 英借文に役立つウェブサイト http://id.fnshr.info/2013/01/20/eishakubun/
ややクロスリンクになってしまいますが、日本人は当然ながら英語のネイティブではありませんので、
(ぼくもそうしているように、そして高校の頃には恐らく口を酸っぱくして教わったように)基本的に「英文を借りて」英語を書くことになると思います。日本人の英語教育ではもっとこのあたりを強調すべきです。
高校までで習った英語表現など、「使え」ません。「使われている表現」を頭にたたきこんで身につけるのが、間違いなく最も効率的です(だからこそ僕は今回このような投稿をしているわけですが)。
そのあたりを解説してくれています。学術的な配慮が大きいので、助かります。
- Native-Checker http://native-checker.com/
ウェブ上に転がっている英文表現を横断的に調べあげてくれるサイト。
基本的な例文の検索に役立ちます。たとえば、make a trip/ have a tripなどで検索をかけてみてください。どちらのほうが多く使われているのか、数値で明らかになります。
ただし、さまざまなデータベースから例文を拾っているであろうせいで、必ずしもアカデミック/フォーマルな表現とは限らないので注意が必要です。
- Academic Phrase Bank http://www.phrasebank.manchester.ac.uk/
学術的な文脈で「こういう表現をしたい」というときに役立つサイト。
ウェブサイトのタイトル通り、「アカデミックなフレーズ」例文が多く用意されています。
たとえば、リザルツでネガティブな表現をしたいときは?
それをディスカッションで肯定的な論調に「戻す」には?
- 「英語論文に使う表現文例集」のレジュメ http://homepage1.nifty.com/kamegaya/ei_honbu.htm
Academic Phrase Bankに比べると規模は小さいですが、日本語でアクセスできます。
慣例的に用いられる表現がまとめられています。
素晴らしいサイトだと感じるいっぽうで、こういったものは本来、自分でストックを作っておくべきものなのかも知れません(僕は作っていましたが、そのノートを失くして以来、サボってしまっていました…)。
- Springer Examplar http://www.springerexemplar.com/
シュプリンガー(雑誌の出版社です)の提供するサービスで、シュプリンガーの発行した論文のなかで使われている表現を網羅的に検索できます。どのジャーナルのどの論文に用いられたのかもわかるので、分野の「お決まり表現」などを検索するのにも便利です。
- howjsay http://www.howjsay.com/index.php
発音を調べるときに利用するサイトです。weblioなどを利用して、意味と一緒に調べるほうが手っ取り早いかもしれませんが。
- wordnik http://www.wordnik.com/
とりあえず、単語を打ち込んでみましょう。まるで辞書のような構成で、単語の意味を紹介してくれます。
続いて、論文な基本的な文章構成などの示唆を与えるサイト。僕はもっぱら、酒井聡樹さんの「これ論」を読んだのですが、
が、最もウェブ上ではまとまっていたように感じます。書籍化したほうが見やすいかも。
- やればできる卒論の書き方 http://www015.upp.so-net.ne.jp/notgeld/sotsuron.html
卒論生はここですね。僕は卒論を書いた経験はありませんので推奨をしたりはしませんが、書いてあることはご尤もでした。