Life is Beautiful

主に進化生物学の理論のブログです。不定期更新予定。

「お見舞い申し上げ」のユーモアの文化的違い

現在、カナダのT、イギリスのF、ニュージーランドのWおよびS、とそれぞれ別個のプロジェクトで共同研究をしている。今回の骨折でこれら共同研究はひどく滞ってしまったのだが、それを相手に素直に報告することにした。また、職場の同僚・カナダのCにも連絡をした。

その返事でお見舞いメールを受け取るわけだが、そのうちの3名から共通して言われたのが、多かれ少なかれ次のような大意をもつ言葉である。

I hope you broke [the arm] doing something fun. :「楽しいことをしているときに怪我したのであれば良いけど」

これは日本(語)にはなかなかない、面白い表現である。日本(語)感覚的には、「楽しいことをしている時のアクシデントは、気分が滅入り、より一層つらい」という感じがするのではないか、とも思うのである。

こういう感覚の違いの所以は非常に気になるところであるが、調べてみても考えてみても、まだよくわからない。