Life is Beautiful

主に進化生物学の理論のブログです。不定期更新予定。

真・包括適応度理論の「限界」2

しばらく風邪をひいてしまっていました。。今は鼻水がでています。全然関係ないですが、フランスのLotusっていう会社のティシューは相当いいです。鼻をかんでも鼻下が削られません!

さて前回のエントリーでは、包括適応度理論に基いて、Nowakたちのモデルスキームを検討していましたが、少し僕にも勘違いがあるような気がすることを述べました。それは、選択の強さに関してです。というのも、あの彼らのスキームでは、自然選択は当該の遺伝子型に作用していない中立的なものなので、自然選択はそれ以外のローカスに作用した結果として、遺伝子頻度の変化が起きたからです。
もう一度あの図を上げておくと・・・

ここで彼らは中立的な相互作用を仮定していますね。ここで解釈を僕は誤った気がしてきたのです。

というか、もっと根本的なこととして、適応度の変異があまりに大きいことがめっちゃイタズラしているような気がしてきました。

ということでまたエントリーを投稿させてください。週末にでも書いてみようと思います。